


◎市役所問題報告その2
1、3つの意見(激励・謀略・組合いじめ)
自衛隊イラク派遣反対訴訟弁護団の合宿後、市民の声を知るためもあって、見張
番等主催の大阪市問題のシンポに出席しました。その会場及びその後の懇親会で、
私が大阪市よりヤミ年金・カラ残業等一定の事項の調査する委員長を引き受けたこと
についても議論されました。インタ−ネットへ寄せられた意見を含めてまとめますと、3つ
の意見に分かれました。
1つ目は内部に入って市民のために頑張ってほしい、2つ目は何もできないに決まって
いる、市民の声を聞いたとして利用されるだけだ、3つ目は労働組合いじめをするなよ、
というものです。以上3つの意見はいずれも真理をついていると思います。
ただ、これらは正確な事実認識を欠いており、中味を知った上で、御意見を伺いたい
と思います。
1つ目の頑張れという意見は嬉しいのですが、私が市から依頼されたのはカラ出張とヤ
ミ年金・ヤミ退職金の原因・責任の調査と再発防止策なのです。市役所の不正不当
な問題全般を調査する権限はありません。ですから、元々大きなことができる権限も地
位もないのです。私の権限の小ささを報告しておく必要があります。
2つ目の利用されるだけだという意見は概ね正しいと思います。市民運動をしてきた者
を取り込んで格好をつけるという側面があることは間違いありません。現に、小さな権限し
かないのに大きな権限があるように宣伝されていることは、既に謀略にかかっている証拠だ
とも言われました。しかし、内部に入って市民の声を反映させることは必要であり、それが
可能かどうかは別として、内部へ入っていくのであれば現在の情勢(世論と内部事情)が
ベターであり、今後このような情勢がいつくるかは全くわかりません。おそらく10〜20年先
だと思います。
依頼された事項は限定的なのに、世間に大きな権限をもっていると思われている点につ
いては、私も遺憾に思っています。しかし、総合的に考えて、危険を承知の上で少しで
も前進を勝ち取りたいと考え、失敗したときは市民運動への悪影響を最小限にする方
策も考えつつ、引き受けることにしました。
2、組合いじめ論
先の3つ目の組合いじめの件は、1つ目と2つ目の意見とは反対の方向からの批判で
す。これは、メディアにはあまり載らない意見ですが、生活の基盤という点で深くまた大き
な問題です。これについて、私はまだ確定的な考えをもつに至っておらず、広く皆様より
御意見を伺いたいと思っています。
ただし、全く白紙というものではなく、今のところは次のような気持ちをもっています。
この種の問題は、市民運動をしている中で必ず直面する問題です。例えば、国会議員
に対する落選運動をした時の基準に、国会や委員会への出席率を一つのメルクマール
にしましたが、革新系大物代議士の出席率が悪く、落選させるべき候補の対象としまし
た。その際、その大物代議士は立派な人で他のことで忙しかったのに気の毒だと言われ
ました。しかし、市民運動は政治に左右されるとつぶれてしまいます。
今般のことに即していえば、不正なことは中止すべきであり、責任を負うことは避けられま
せん。透明化された中で働き、適切な収入を得られる職場が作られなければなりません。
社会全体あるいは少数弱者のために機能するのが行政であり、このような価値ある仕事
を誇りとする職場を作るために本音で現場や労働組合の人と話し合いたいと思っています。
大気や土壌、水質の汚濁などの公害防止や、知識のないまま被害を受ける消費者問
題、自衛隊イラク派遣違憲問題等について市民運動と連携するような公務員像作りを
できないか。きれいごとでできることとは思いませんが、全体的見地から市民から信頼され
る、また誇りをもった公務員像の構築について検討したいと考えています。
3、調査検討の方法
@調査内容については、その都度、インターネットに流すなどして広く批判と支援を求める
A市役所の幹部はもちろんのこと、現場の人や組合と本気で話し合う
B調査方法や方向について、第三者の意見に耳を傾け、常に点検していく
まだ、他の調査委員が決まっていないので最終決定ではありませんが、限定された事項
及びその背景についての本質的な面を探っていこうと考えています。
あまり大きなことを言っても、調査委員だけでは何もできないと思いますので、先の組合の
あり方を含め、皆様からの市役所問題の情報と方法論・本質論の御意見をお寄せいただ
くよう御願いいたします。
2005.4.18
弁護士 辻 公 雄
TEL 06-6945-0308
FAX 06-6945-0691
E-Mail info@ohtemae-law.jp
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◎調査にあたっての意見書

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